特殊車両である吸引車の導入は、事業拡大や更新の際に大きな初期投資が必要となり「少しでもコストを抑えたい」「すぐにでも現場で使いたい」と考える方も多いでしょう。特に中古車の吸引車は、新車に比べて導入コストを大幅に削減できる一方、車両の状態や性能を見極めるのが難しく、不安を感じている方もいるかもしれません。
本記事では、吸引車の中古購入で失敗しないための賢い選び方に加え、中古市場で人気と信頼性の高い主要メーカーの特徴を詳しく解説します。また、よくある質問をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


吸引車を中古で購入する3つのメリット

吸引車を中古で導入することは、単に費用を抑えるだけでなく、事業運営において複数の大きなメリットをもたらします。このセクションでは、吸引車の中古購入がもたらすメリットについて詳しく見ていきましょう。
1.導入コストの大幅な削減
中古の吸引車を選ぶ最大のメリットは、新車と比較して導入コストを大きく抑えられる点です。特に特殊車両である吸引車は、新車で購入すると高額になりがちです。
しかし、中古車市場を利用すれば、予算に合わせて多様なモデルや年式の中から選択できますので、初期投資を抑えて事業をスタートしたり、車両を増強したりできるでしょう。
これにより、費用対効果の高い車両導入が実現し、企業の資金繰りや収益性の向上に直結します。
2.早期納車による事業の早期収益化
新車の吸引車は、注文から納車までに数ヶ月から場合によっては1年以上かかるのも珍しくありません。これに対し、中古車はすでに完成している車両を購入するため、納車期間を大幅に短縮できます。
事業計画がタイトな場合や、急な車両の故障・増車ニーズが発生した場合でも、中古車であれば短納期での導入が可能です。結果として、特殊車両を使った業務をすぐに開始でき、事業の早期収益化に貢献します。
3.多様な年式・架装からの柔軟な選択
中古車市場には、様々なメーカー、年式、そして架装が施された吸引車が流通しています。これにより、事業内容や作業現場のニーズに最も適した特殊車両を柔軟に選択できます。
例えば、強力吸引車、汚泥吸引車、バキュームダンパーといった特定の架装や、タンク容量の大小など、新車のラインナップでは見つけにくいニッチな条件の車両も見つけやすいのが特徴です。多様な選択肢の中から走行距離やメンテナンス履歴を考慮し、最適な一台を見つけましょう。

吸引車の中古車でおすすめの3つのメーカー
吸引車の架装メーカーはいくつか存在しますが、中古車市場で特に流通量が多く、高い信頼性で人気を集めている主要メーカーがあります。ここからは、中古の吸引車を検討する際に知っておきたいメーカーとその特徴について解説します。
1.兼松エンジニアリング

参考:兼松エンジニアリング
兼松エンジニアリングは、強力吸引車のトップメーカーの一つとして知られています。同社の吸引車は、シンプルな構造と簡単な操作で、深所や遠距離からの強力吸引を可能にする高性能な真空ポンプやルーツブロワを搭載している点が大きな特徴です。
特に、土砂や固形物の吸引など、過酷な作業環境での使用を想定した高い耐久性と吸引力に定評があります。中古車としても人気が高く、吸引力を最優先する事業者におすすめのメーカーです。
2.モリタエコノス

参考:モリタエコノス
モリタエコノスは、消防車でも有名なモリタグループの一員で、環境・清掃関連の特殊車両を幅広く手がけています。同社の汚泥吸引車「バキュームダンパー®」や強力吸引車「パワフルマスター™」シリーズは、吸引力と作業性のバランスに優れているのが特徴です。
低騒音化や操作性・安全性の向上にも注力しており、電磁式油圧バルブの採用によるスイッチ式操作など、ドライバーの負担軽減に配慮した設計がされています。中古車では、幅広いクラスと年式の車両が見つけやすく、扱いやすさを重視する事業者に適しています。
3.東邦車輛

参考:東邦車輛
東邦車輛は、新明和工業のグループ企業で「吸の東邦」という異名を持つほど、吸引力に絶対的な自信を持つメーカーです。衛生車(バキュームカー)などで定評があり、耐久性に優れた高性能真空ポンプを採用することで、抜群の作業効率を実現しています。
中古市場でも根強い人気があり、吸引に関する高い技術力が評価されています。安定した吸引性能と堅牢な車体を求める事業者にとっては、中古でも安心感のある選択肢となるでしょう。

吸引車の中古車購入で失敗しないための3つのポイント

吸引車の中古車は、車両の状態を正確に見極めなければなりません。特殊車両ならではの機能と構造を理解し、購入後に予期せぬトラブルに見舞われないように、以下チェックポイントを必ず確認しましょう。
1.車両の年式と走行距離のバランス確認
中古車選びの基本ですが、吸引車の場合も年式と走行距離のバランスが車両コンディションを測る重要な指標となります。年式が新しくても走行距離が非常に多い場合や、逆に年式が古くてもほとんど使用されていない(低走行)場合など、状況は様々です。
一般的に、適切なメンテナンスが行われていれば、走行距離が多い車両でも十分に活躍できます。重要なのは、両者の数字に偏らず、メンテナンス記録や車の使用状況を総合的に確認し、車両全体の状態を判断しましょう。
2.架装部分の動作と状態の徹底確認
吸引車は、シャーシ(トラック本体)だけでなく、タンクやバキューム装置といった架装部分が主要機能を担っています。この特殊装置のコンディション確認は必須です。
特に、汚泥や汚水を扱う吸引車は、タンク内部の腐食や、吸引ポンプの吸引力低下、配管からの漏れなどがトラブルの原因となる可能性があります。
購入前には、実際にバキューム機能を起動させ、稼働状態を確認したり、タンクの密閉性や排出機能の動作に問題がないかをご自身の目で確かめたりしましょう。
3.メンテナンスおよび修理履歴の有無と内容
特殊車両を中古で選ぶ際、最も信頼性を高める要素の一つが整備記録の存在です。オイル交換や部品交換が適切に行われてきたか、特殊装置に関する大掛かりな修理履歴がないかなど、メンテナンス記録を確認すれば、その車両が大切に使われてきたかを判断できます。
吸引車は消耗部品が多いため、定期的な整備が車両寿命を大きく左右します。販売店に整備記録の提示を求め、どのような部品が交換されたか、特殊車両に専門的な整備が施されてきたかを確認しましょう。

トムコの「特殊車両の早期収益化」サービス|52年のノウハウで特殊車両の課題を解決

「トムコ」は、特殊車両の販売・架装・整備をワンストップで提供し、お客様の早期収益化を支援するサービスを展開しています。52年の歴史の中で培ってきた特殊車両のノウハウを活かし、シャーシの購入から製造、メンテナンスまで一貫したサポート体制を整えている点が大きな特徴です。
特に、オークション等からシャーシを直接仕入れてお客様のニーズに合わせた車両を提供する販売に加え、タンクやサイドバンパーの取り付けといった特殊車両に必要な架装を自社工場で高品質に行えます。また、約130台の自社車両のメンテナンスで培ったノウハウにより、特殊な部品にも対応可能な迅速な修理・部品調達を実現しています。
これらのサービスを通じて、特殊車両導入にかかる時間とコストを削減し、早期に事業を軌道に乗せられるでしょう。吸引車のような特殊車両に関する様々な課題を抱えているお客様にとって、導入から維持管理までを一貫してサポートする「トムコ」は、非常に頼れるパートナーとなります。⇒トムコの公式サイトはこちら

吸引車の中古でよくある3つの質問

吸引車の中古でよくある質問をご紹介します。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問1.中古の吸引車は新車と比べて寿命が短いですか。
吸引車の寿命は、年式や走行距離よりも、適切なメンテナンスが行われてきたかによって大きく左右されます。中古車であっても、定期点検や消耗部品の交換が適切に実施されていれば、新車に劣らない期間、活躍できるでしょう。
特に特殊車両の専門業者による架装部分のメンテナンスが施された車両であれば、安心して導入できます。中古車の状態を判断する際は、購入前に整備記録を必ず確認し、プロの目で車両をチェックしてもらうことが重要です。
質問2.強力吸引車と汚泥吸引車の中古車を選ぶ際の違いは何ですか?
強力吸引車は、風量や吸引力が標準の汚泥吸引車よりも強化されており、産業廃棄物や土砂など、固形物や粘度の高い物質の吸引に適しています。一方、汚泥吸引車は、主に下水や浄化槽の汚泥、糞尿の吸引・運搬を目的としています。
中古車を選ぶ際の違いは、まず架装の型式や仕様書を確認し、吸引の最大風量や吸引圧を比較しましょう。また、強力吸引車はより過酷な環境で使われていた可能性があるため、架装の劣化や損傷がないか、入念に確認する必要があります。
なお、汚泥吸引車の特徴や活用シーンについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
関連記事:【プロが教える】汚泥吸引車とは?主な特徴や活用シーン、よくある質問までご紹介! – 特殊車両の販売・架装・整備なら「株式会社トムコ」にお任せ下さい。
質問3.中古車購入後、すぐに架装のカスタマイズは可能ですか?
はい、専門の業者に依頼すれば、中古の吸引車でも架装のカスタマイズや修理は可能です。中古車を導入してから、自社の特定の作業内容に合わせてタンクの増設や部品の交換、サイドバンパーの取り付けといった改修を行う事業者は少なくありません。
ただし、架装の内容によっては時間と費用がかかるため、購入前にカスタマイズの計画を販売店や架装を依頼する業者に相談し、概算の費用と納期を把握しておきましょう。
なお、架装車の詳細については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
関連記事:【5分でわかる】架装車とは?架装車の主な種類やよくある質問までご紹介! – 特殊車両の販売・架装・整備なら「株式会社トムコ」にお任せ下さい。

まとめ
まとめ
吸引車の中古車は、初期投資を抑え、短期間で導入できるという点で、事業運営に大きなメリットをもたらします。中古を選定する際は、年式と走行距離のバランスを確認し、特にバキューム装置やタンクといった架装部分の動作とメンテナンス記録を徹底的にチェックすることが、失敗しないための最重要ポイントです。
また、兼松エンジニアリングやモリタエコノスといった信頼できるメーカーの特徴を理解した上で車両を選ぶことも、高品質な中古車を手に入れるための秘訣となります。本記事で紹介したチェックポイントを実践し、あなたの事業を早期に収益化できる最適な一台を見つけましょう。
吸引車などの特殊車両の導入は、コストや専門知識など様々な課題が伴います。中古車でも、特殊車両のプロによる適切な整備と架装が施されていれば、新車に近いパフォーマンスを発揮し、あなたの事業の早期収益化を実現します。
52年の歴史とノウハウを持ち、販売から架装・整備までワンストップでサポートする「トムコ」の特殊車両の早期収益化サービスは、時間や費用、専門知識の課題を解決し、特殊車両の導入を成功に導きます。⇒トムコの公式サイトはこちら