【プロが解説】薬品を運搬するローリー車とは?タンクの構造や必要な資格をご紹介!

【プロが解説】薬品を運搬するローリー車とは?タンクの構造や必要な資格をご紹介!

薬品を安全確実に輸送する、縁の下の力持ち「薬品ローリー車」。危険物や毒物・劇物など、多種多様な薬品を運ぶために、特殊なタンクや構造を備えています。

本記事では、薬品ローリー車の種類やタンクの構造、必要な資格、そしてよくある質問など、薬品ローリー車に関する様々な情報をプロが分かりやすく解説します。

薬品を運搬するローリー車とは?

薬品を運搬するローリー車とは?

薬品ローリー車は、読んで字のごとく「薬品」を輸送するために作られた特殊なタンクローリーです。薬品にもさまざまな種類があるため、その種類に応じて適切なタンクローリーを選ぶ必要があります。

薬品の種類タンクの素材その他
腐食性の低い薬品ステンレスタンク
腐食性の高い酸性、アルカリ性水溶液チタン製タンク、フッ素樹脂シートライニング

関連記事:タンクローリーの最大積載容量は?運搬する液体ごとの容量の違いやサイズの種類を解説!

薬品を運搬するローリー車のタンクの構造

薬品を運搬するローリー車のタンクの構造

毒物及び劇物取締法により規制される薬品を運搬するには、化学的に安定したタンクの使用が不可欠です。一般的には耐薬品性に優れたステンレス製のタンクが採用されますが、特に腐食性の強い液体には、チタン製やフッ素樹脂で内側を覆ったタンクが利用されます。

これらの薬品を運搬する車両は「ケミカルローリー」と呼ばれます。さらに、液化ガスを輸送する場合は、高圧ガス保安法に準拠した設計が求められ、貯蔵タンクには高張力鋼や普通鋼が使用されることが一般的です。

参考:高圧ガス保安法 | e-Gov 法令検索

薬品を運搬するローリー車の運転に必要な資格

薬品を運搬するローリー車の運転に必要な資格

薬品を安全に輸送するには、適切な資格が不可欠です。薬品の種類やタンクローリーの仕様によっては、複数の資格が必要になる場合もあります。ここでは、薬品輸送に関わる主な資格を2つご紹介します。

危険物取扱者

危険物取扱者は、消防法に基づき危険物を安全に管理・運搬するために必要な国家資格です。資格には「甲種」「乙種」「丙種」の3種類があり、特にガソリンや灯油、軽油などの石油製品を扱うには乙種第4類の取得が求められます。

一定量以上の危険物を貯蔵・運搬する際には資格者が必要となり、タンクローリーでの輸送業務にも関係します。資格取得には試験に合格する必要があり、正しい知識と技術が求められます。

参考:危険物取扱者試験

毒物劇物取扱者

毒物劇物取扱者

毒物及び劇物取締法に基づき、塩素やアンモニアなどの毒劇物をタンクローリーで輸送する際には、毒物劇物取扱責任者を配置することが義務付けられています。運転手自身が資格を持つ必要はありませんが、輸送を行う事業者は有資格者を確保し、適切な管理のもとで運搬を行わなければなりません。

責任者は輸送に関する指導を行い、安全対策を徹底する役割を担います。適正な取り扱いが求められるため、事前の教育や訓練も重要となります。

参考:毒物劇物取扱者とは | JTEX 職業訓練法人 日本技能教育開発センター

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薬品 ローリー車でよくある3つの質問

薬品 ローリー車でよくある3つの質問

薬品を運搬するローリー車に関するよくある質問をまとめました。これから薬品ローリー車を使用する方、または既に使用している方もぜひ参考にしてください。

質問1.危険物タンクローリーに表示しなければならない標識とは?

危険物タンクローリーは、運搬している物質の種類を明確にするため「危」または「毒」の標識を表示することが義務付けられています。「危」マークは引火性のある液体を、「毒」マークは毒性のある薬品を運ぶ際に使用されます。

安全な輸送を実現するため、タンクには化学的に安定した素材が採用され、鋼やステンレスが主に使われます。また、特定の薬品に対しては、腐食を防ぐための樹脂加工が施されることもあります。

質問2.ローリー車の購入に中古がおすすめな理由は?

タンク車は特殊車両に分類されるため、製造にはトラックメーカーと架装メーカーが関与し、オーダーメイドに近い形で作られることが一般的です。そのため、新車を購入する際は納期が長くなり、費用も高額になる傾向があります。

一方で、タンク車は中古市場にも多く出回っており、即時の導入が可能な場合もあります。業務で急ぎの需要が発生した際には、新車購入だけでなく、中古車の活用を検討することでコストや時間を抑えることができます。

質問3.中古のローリー車の価格相場は?

中古のローリー車は、車種や年式、タンクの容量、装備によって価格が大きく異なります。小型車から大型車まで幅広く流通しており、購入の際には市場の相場を確認することが重要です。

コストを抑える方法として、複数の販売店を比較したり、オークションを活用することが挙げられます。また、車検が付いている車両を選べば、購入後すぐに使用できるため追加の費用を削減できます。リースやローンを利用すれば、初期費用を抑えて導入することも可能です。

関連記事:関連記事:【2025年版】中古のタンクローリー販売でおすすめの会社3選|種類や必要な免許もご紹介!

まとめ

まとめ

薬品を安全かつ効率的に輸送するために、薬品ローリー車は欠かせない存在です。運ぶ薬品の種類に応じて、ステンレスタンク、チタン製タンク、フッ素樹脂シートライニングなど、さまざまな素材・構造のタンクが採用されています。

なお、トムコでは架装や修理・部品調達まで、お客様のニーズに合わせたサービスを提供しています。

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