代表挨拶
私たちは創業以来、産業と地域を支え続けてきました。
これからも時代の変化に挑み、新たな価値を創造します。
創業の精神を守り、
第二次産業の成長発展に
全力を尽くします。
私たち『トムコ』の根幹にあるのは、創業者である森元茂の人柄です。人を心から大事にしており、頼まれればどんなときも行動を起こしていました。そんなある日、なかなか引き受け先が見つからない仕事があるという話を人から聞き、その仕事を受けるために立ち上げた会社こそ、『トムコ』なのです。
折しも創業年である1972年は、高度経済成長期の真っただ中であり、仕事も豊富にありました。当時は知識もノウハウも人手も足りない状態でしたが、依頼をくださるお客様の期待に応えるため自らハンドルを握り、活況を呈する第二次産業を支え続けました。いつも創業者の胸にあったのは、国家産業を支える誇りと明るい日本の未来です。「なせばなる」という気概でひたすらに仕事に打ち込む姿勢が共感を呼び、月日を追うごとに支援の輪が広がっていきました。
全力で産業の発展に貢献する姿勢と、お客様の信頼に報いる気持ち、そして挑戦し続ける行動力は現在にも受け継がれており、お客様のニーズに応え続けています。業績も着実に伸びており、私が経営に参加した90年初頭と比べても、売上は5倍になりました。しかし、まだ私たちの挑戦は終わりません。社員と共に創業の精神を守り、更に第二次産業の成長発展に貢献できるように全力を尽くして参ります。
代表取締役
森元 健二
Message
メッセージ
「私たちは、日本の産業を支える“産業発展支援業”として、お客様の困りごとに真正面から向き合い、未来に挑戦し続ける会社です。」
そう語る社長は、トムコの事業を「支援力を売る仕事」と表現します。作業請負、運輸、産業廃棄物の収集運搬、ケミカルの取り扱い、特殊車両販売まで幅広く展開し、その中心にあるのがタンクローリーや強力吸引車といった特殊車両の存在です。「特殊車両がなければ対応できない領域」を磨き続けてきた歴史こそ、トムコの成長の核になってきました。
創業は1972年。先代が「断れない想い」で独立し、平ボデーにタンクを積んだ手作りのケミカル輸送から始まりました。その後、鉄鋼不況や事業変化の波を受けながらも、JFE構内での業務やタンクローリー事業に活路を見出します。
「僕自身は継ぐ気はなかったんですけどね」と笑う社長も、先代のひと言がきっかけで帰郷。20名ほどの会社で、作業員としての現場から再スタートしました。やがて元請から“管理者として運輸事業を立ててほしい”と言われ、一つの机と電話だけで事業を立ち上げた時期もあったと語ります。
固定費の大きい物流業界で、トムコはあえて「こぼれた仕事」を拾う戦略を取り、小ロット対応の強みがケミカル商社に評価され急成長。社員数も増える一方、組織としての壁やトラブルにも直面し、「社員と共に価値をつくる」姿勢が強まったと言います。
未来について尋ねると、社長の目は一段と熱を帯びます。
「社員が誇りと夢を持てる会社にしたい。5倍、10倍の規模になった景色を一緒に見たいんです。」
特殊車両の製造・販売、液体物流の常識を覆す提案、新たな支援力の創出など、描くビジョンは明確です。
現場の過酷さや24時間対応の責任を背負う社員への感謝を何度も口にしながら、
「この仲間となら、必ず理想に近づける。みんなで“やってきたな”と思える未来をつくりたい。」
と力強く語ってくれました。